セミ

イチョウの木を見上げると
セミの抜け殻がいっぱいついていた
セミは木の幹に卵を産みます
梅雨時に孵化を始め 幼虫のまま木を下り土に潜る
種類によって違うものの 3~17年土の中に潜んでいます
長い幼虫生活の末 やっと地上に出て成虫の準備を始めるのです
羽化は日没後から始まり 羽が完全に硬くなるまで飛べません
柔らかい成体は 蟻や外敵に食べられてしまうので
天敵に教われないことを願って
こんな高い木の上まで登って来るのですね
成虫になってもサバイバルが待っています
鳥につかまり 蜂に襲われ くもの巣に引っかかり
極めつけは子供たちに捕獲されます
こうした試練から 寿命は1週間といわれるが
何事もなく生きられれば1ヶ月~1ヵ月半は生きるそうです
こうして考えると
いつも逃げ惑うばかりで 攻撃手段を持たないセミを
やかましいだけと思っていては 可哀相な気もしますね
サルスベリ
ハクチョウゲ
ビクトロラ
童謡・唱歌・流行歌全集より -3-
最近紹介している昭和11年に発行された雑誌の付録
「童謡 唱歌 流行歌 全集」の表紙裏に
興味深い広告が掲載されている
ビクターの蓄音機J1ー35型 「ビクトロラ」
金35円也 !
純な鋭い感性と何事もそのまま真似たがる
お子様に聞かせる蓄音機はビクター
と 謳ってる
そういえば子供の頃 この形とは違うが
手回しの蓄音機が近所の家にあって
時々聞きに行ったことがある
ネジが緩んでくると 音楽もだらだら延びてくるので
いそいでハンドルを回してネジを巻く
あのハンドルを自分で回してみたかったのに
子供には触らせてもらえなかった
考えてみれば電気を使わない 省エネハイテクだったなぁ・・・・
アカツメクサ
大暑
ヒメジオン
ジニア
フィッシングフェスタ
ワルナスビ

「悪茄子」 なぜこんな名前がついたのか?
名付け親は 植物分類学者の牧野富太郎氏
牧野先生はご自身の著書 「植物一日一題」 でこう言っている
これは見かけによらず悪草で 強力な地下茎は
土中深く四方に蔓こり始末におえない
根絶させようとして地下茎を引き除いても切れて残り
それからまた芽出って来て 隣の畑へも侵入するという有様
花も実もなんら観るに足らないヤクザものだ
こんな草を負いこんだら災難だ と・・・
確かに 葉や茎には鋭いとげがびっしりと生えているし
ほとんどの除草剤が効かないし
トマトに似た小さな実をつけるが
実も草全体も ”ソラニン” や ”サポニン” という毒で
動物が食べたりすると 中毒死することもあるようだ
海外では、”Apple of Sodom”(ソドムのリンゴ)とか
”Devil's tomato” (悪魔のトマト)と呼ばれたりするそうだ
人にとっては何の価値もない草だが
それなりに意味があって生息しているのだろう
見ようによっては 特異な花姿に興味なくはないが
確かに散歩中 どこにでも顔を出しているし
年々勢力をつけている感はする
谷間のともしび
水面の枯山水
野朝顔
トウネズミモチ
ダンスパーティ(あじさい)
雨
キュウリ
ナナノハナ
図書館の駐車場の路肩は いつも草に覆われていた
春先に老人会の有志が そこに菜の花の種をまいた
「大切に育ててください」 と張り紙をして
時々見回りにも来ていた
一面に広がる菜の花は壮観で 代表的な春の風物詩でもある
いつしか花の季節も終わってしまって
そこはまた 元の状態に戻ってしまうかに見えたが
なんとこの季節に か細く黄色い花を付けている
忘れかけたあの時を思い出すかのように
今日は7月7日 「七夕」
ひそかに咲いたこの花を 「ナナノハナ」 と呼ぼうか・・・